某監督業務@2009
無事終了。有能なお二人と組んだので順調ですた。
ただ、作業の煩雑化、マニュアルの肥大化は、おそらく試験をいずれは三日間に拡大するでしょうなあ……。
同じ大学でも、学部によって、教授に昇進すると監督業務から外れる学部と、監督業務どころか担当する入試業務そのものがますます増える学部がある模様。
法学部は当然後者。
無事終了。有能なお二人と組んだので順調ですた。
ただ、作業の煩雑化、マニュアルの肥大化は、おそらく試験をいずれは三日間に拡大するでしょうなあ……。
同じ大学でも、学部によって、教授に昇進すると監督業務から外れる学部と、監督業務どころか担当する入試業務そのものがますます増える学部がある模様。
法学部は当然後者。
(<●>< ●>)メポ。
「教員にも通信簿」(朝日新聞、2008年8月25日朝刊、ウェブは26日)
http://www.asahi.com/edu/university/zennyu/TKY200808250166.html
いやー、確かにデスクトップって、いろいろ置いてしまいますよねー。>誰か
昨日は桃の卒業式。ゼミ生のうち、卒業が決まったOさん、Iさん、Iくん、Kくん、Aくんがぱらぱらと研究室にやってくる。OさんとIさんは『今日の早川さん』タイプだと思ってましたが、特に音楽の趣味が微妙に違っていたりと、意外な側面も。ゼミ論の文章を一緒に書くことが多かったけれど、二人ともなかなかの文章家なので、別々に文章を書いてもらう機会がなかったことが残念です。ミスチルが好きなIくんは、お笑いについては厳格な理論派でしたが、日常の言動においては、バンプ好きのKくんと同じく専ら感性で動くタイプ。にもかかわらず、ゼミではやや理詰めで取り組まなければならないテーマに取り組んでもらうことが多かったので、もっと感性で反応するしかないようなテーマを与えるべきであったと若干後悔しております。Aくんは典型的な体育会系の男前で、爽やかなスーツ姿も様になってました。体育会系が苦手の典型的な文化系のあたくしが好感を持つのだから、きっと立派な社会人に成長なさったのでしょう。皆様、卒業おめでとうございます。
もう話す機会もないだろうから、少し雑談でも……と思ったが、親御さんが一緒に来ていたり、引越しの最後の追い込みだったりと、それぞれに多忙な様子。とりあえず記念撮影だけは何とか済ませる。まあ、こんなこともあろうかと、最後のゼミの後、卒業予定者と話す機会は設けておいたので、それでよしとしよう。
しかし、非常勤講師先の大学からは(形式的なものに過ぎないのだが)謝恩会の案内が来るのに、桃の邦楽部にはどういうわけか謝恩会らしいものがない(他の学部では行われている模様)。別に、やる必要があるとも思わないが、同窓会みたいなものの組織作りとかここぞというときに寄付金を集めたいのであれば、もうちょっと卒業生とのパイプをつくるための工夫が必要なのではないかと思う。
同窓会とか寄付集めにはそれほど関心はないのだが、卒業が決まり、教員の成績評価を気にしなくてよくなった学生たちに、桃の邦楽部での四年間がどうであったか好きに語って欲しいという好奇心のようなものは結構ある。いや、他方でそんな話聞きたくないという気持ちも僅かながらあるのだが、在学生の「授業評価アンケート」よりも卒業生の感想の方が情報としては有益だと思うし。
中途半端な時間があったので、来年度の講義用ページを更新。これが始まるのかと思うと、やはり「四月は残酷きわまる季節である」。
某会議にて、「こうすれば負担が減るから……」ということで導入されたある代物が、実は結果的に別のかたちで――しかも非常に厄介なかたちで――負担を増やすことになってしまっているという楽しい話をきかされる。どうするんだろう。まあ、誰かがどこかで考えることであって、あたくしにはどうにもならんことではありますが。
それにしてもひとはなぜかくもハコモノが好きなのだろうか。よき教師が育つような組織づくりを考えようという気は……。
#blogpet への対応# やはりジョニーは狭くて暗いところとかが好きなのだろうか。適当なサイズの穴が壁に空いている背景画像があればそれに替えてやるのだが。
某所にて「……という数千万円の設備を導入すれば、英語の非常勤講師を雇うための予算を節約できるはず」という御高説を聴かされる。
一応、突っ込んでおきましたが……。試算がなされた様子もなさそうだし。
いや、つまらんことは忘れたいのですが、つまらなさもここまでくると……。
あと、予算の問題ってのは、やはり理科系の方々の方が敏感なのだなあとか。
まだ未完成の部分を残しつつも、リニューアル作業がほぼ終了。CMSを導入したことがどう評価されるか(更新作業が簡単になったのだが、簡単な更新作業で作成できるページというのはデザイン上のワンパターン化を伴わざるを得ないわけで)。
委員の一人としては、各方面でご活躍の卒業生の方々からの「卒業生からのメッセージ」とか、教員からの学習上のアドバイスのようなものをコンテンツに加えていきたいと考えているのだが。
残された最大の課題は携帯で閲覧できる「岡大法学部ポータル」(仮。特に重要なのは休講掲示板)の開設だろうか。
http://www.law.okayama-u.ac.jp/
それぞれに後ろ姿や秋の暮 小林祥一郎採点が終わったと思ったら(ええと、あたくしの近辺の成績表提出〆切は13日の正午必着というとこが多く、ずいぶん早かったような気がするのですが……)今度はまた自己評価書の作成。仕方なく2002年度~2006年度に何をやったかリストを作る。
「その他」(書評等)に何が入るのかとか、「学会報告等」に「司会」が入るのなら「特定質問」も入るのだろうか(しかし「司会」って何かやったこととしてカウントされるべきなんだろうか)とかいろいろ悩む。あと、「研究会」に科研の研究会とか学会の年報委員会研究会とかの類は入るのだろうかとか。
とはいえ、自分の過去五年間分の仕事の一覧を眺めると、自分でも気づかないことが分かったりする。こんなに書き散らかして博士論文書く気あんのかとか、雑文書きを楽しんでどうするとか。「認識主観の介入を許さない」自らの「後ろ姿」(藤田省三)を眺めながら、それでも何とか自分に言い訳を試みようとする「解釈学」なあたくし。
(1)の続き。
某会議で一応問題提起。
(1)文系大学院教育に、リタイア組に "critical autobiography" を書いてもらう「じぶん学」コースを設置する。コースには self についての各分野の基礎科目を配置する(self についての社会学とか心理学とか哲学とか)。
(2)教育を通じて期待できる成果:官庁や企業をリタイアした旧世代の自分史データの蓄積。
(3)研究を通じて期待できる成果: "self" や "critical autobiography" についての研究をまとめた論文集の刊行(「じぶん学叢書」とか)。
しかしまあ、当然の如く、激しく深刻に滑る。
むしろみなさんの関心は、「公務員の再教育/公務員養成のための大学院」という構想に集中。ただ、それって、かつて、旧法学研究科の将来構想との関連で、かなり議論した話題だと思うのですが……。
しかし、どうも五年ぐらいはそういう構想で話を進めるという雰囲気。地方大学の大学院は、「再チャレンジ」とか人材育成とかよりも、生涯教育に活路を見出すべきだという見解は少数説なのですなあ。
某会議。大学院入学希望者を増やすにはどうすればいいか。
2007年以降であれば、たとえば「自分史」のようなものを修士論文と認めれば、リタイア後に「自分史」をまとめたいという入学希望者が出てくるのではないかという奇策を提案。
「人文学」ならぬ「じぶん学」専攻を設立して、「自分学修士」とか「自分学博士」とか。そんで、書いた自伝は、費用自己負担で大学の出版会から出版。そして必ず一冊は付属図書館の特設コーナーに。結構うけると思うのですが。
「じぶん学」ではあんまりだというのであれば、「世代論」とか「パーソナル・ヒストリー論」とか「自伝学」とかにすれば何とかなるのではないだろうか。
問題は「じぶん学」専攻の入試科目をどうするか。入試問題まで自分史というのも、ちょっとすてきだが。あと、誰がどんなふうに指導するのかとか。
ただ、あたくしの学部時代、教養科目で一番人気だった演習は、いまはなき kbtせんせいの「人文科学特講」という科目で、基本的には「みんなで自分史を書いて、ほめ合う」(大意)という演習だった(受講せず)。きっとそういうの(?)ってニーズがあるんだと思う。
卒業が決まったゼミ生が研究室に来るので一応待機(午後一時過ぎから待っていれば十分の様子)。
赴任して最初の年の年度末、研究室に篭もって学会報告の準備をしていたら、スーツ姿の若者が一人、ドアをノックして、「ちょっといいでしょうか?」と。
秋に赴任したので最初の半年は外書購読だけで、しかも(訳あって)受講生が150人だったため、学生の顔など覚えているわけもなく、「ああ、本日は卒業式でしたか。僕の外書の受講生ですか。まあ何かあるのでしたらどうぞ」と(赴任直後ゆえ知らなかったのだが、桃大邦楽部は学生と教員の距離が非常に近い。学生は教員をほとんど中学校とか高校の先生と同じような存在と見ているらしい。提出するレポートの氏名の横にプリクラが貼ってあることもあるとか)。
当時の研究室はまだ本もぐっと少なく、独身だったせいか、ほとんど研究室で生活していたこともあって、比較的快適な雰囲気の中、邦楽部での四年間について少しばかり話をした。少しして、彼はテーブルの上にあった岩波文庫版のヴェーバーの『職業としての政治』と『職業としての学問』を手に取り、些か唐突に、自分が入学以来、その二冊を何度繰り返し読んだかということを語り始めた。(現在では考えられないことだが、当時はそういう学生が少しはいた。)
どうやら彼がはき出したいことは初めから決まっていたようで、要するに研究者志望で、民法専攻で他大学の大学院を受験する予定だったのが、家庭の事情で卒業後すぐに家業を継ぐことになり、とりあえず自分の気持ちだけは整理して、卒業式の日を迎えたが、何か教員にひとこと言っておきたくなったということらしい。
「せんせいの現在のお歳は?」
「28歳だが……。」
「ぼくは22歳です。この6年の間というのはいったい何なんでしょうね。」
院試を受験もしないで甘いこというなとか、大学院に進学したからといって必ず研究者になれるわけではないとか、研究者志望の院生が大学院でどのぐらいきつい目にあうかとか、いろいろ言いたいことはあったが、たぶんこの場合、そういう返し方は適切ではないだろうと考える余裕が当時はまだあったので、おとなしくふんふんと聞き役に徹することができた(現在は気持ちに余裕がないので無理)。ただ、なんだか雰囲気が重くなったので、話題を変えて、くだらない話をしばらく続けた後、「おじゃましました、どうもありがとうございました」と言って彼は去っていった。
今から思うに、彼は自分の四年間に何らかの決着をつけたかったのだと思う。「決着」が問題になるほど大学の四年間に重みがあると考える学生がそれほどいるとは思えないが、少なくとも彼は、何かそれなりにこだわりをもってやってきたことがあって、そのことについて教員にひと言ぶつけてから卒業したかったのだと思う。(なぜその相手が漏れなのかは不明。)
この十年間をふりかえると、こういう「おとしまえ」をつけにきた学生がわずかだが、五名程度いた。それにつきあうのもこの時期の仕事の一つなのかもしれない。
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