講義と演習@20090526_0528
たまたま使い始めたThinkPadのCore 2 Duoの速さに慣れてしまい、愛用していたレッツノートW5になかなか戻れない5月最終週(SSDにするともっと速いんだろうか……)。
@20090526火
○2限 政治学I アルマ第2章。市場の失敗(公共財のフリーライド可能性、自然独占、情報の非対称性)と政府の失敗(モラル・ハザード)。モラル・ハザードって、プリンシパルとエージェントの話から始めないとだめだし(プリンシパルの死角でエージェントがサボるという話ですから)説明難しいですよね? バイオ・ハザードと間違えてるひともいそうだし(そんなやつおらへんやろ)。
吉田茂の有名な演説(「日陰者」云々)を例に、自衛隊とか防衛省におけるモラル・ハザードを説明しようと試みましたが、余計にわかりにくくなってしまったような……。
○4限 西洋政治思想史特殊講義 ミル『自由論』三回目。カルヴァン派のキリスト教的自己否定と「アジア的停滞」について。答えのない問いこそが真実。それでもひとは己にいいつづけなければならない、「考えろ」と。だって考えないと石になってしまうのがヒルコの宿命だから(『忘念のザムド』公式)。
○5限 ゼミ コリオレイナス後半。芝居は苦手という学生数名。
全学パンフ校正。まあこんなもんでしょう。キャッチコピーを写真の中に焼きこんで頂けなかったのは予算上の問題?(20年前、写真に文字を焼きこむのは結構高価な処理でした。ただ、今はそのぐらい簡単にできそうな気もするのですが……)学部パンフも初校。表紙はなんだか絵本風というか、ちょっとメルヘンな感じになりそう。
@20090527水 専攻長会議→講座会議→定例SM 最近某所でくどくないカツカレーを食べておいしかったせいか、ついつい迂闊にも生協でカツカレーを頼んでしまったのですが、生協のカツカレーはやっぱり生協のカツカレーでした。そんなに薄い肉ではないのだから、あんなに厚い衣は要らないと思うのですが……。
来年度も一般教育科目「政治思想史入門」を開講・担当することに。ローがあるので、たぶん日本政治思想史は来年度開講・担当しないことになると思いますです。
ある方針が会議で覆された場合、そこから学ぶべきは、その方針に対する支持と賛同がせいぜいその程度のものだったという事実だと思うのですが……。支持も賛同もないのなら、諦めるしかないでしょう、フツー。
全学的に、予算や人員配置において、大学院の定員充足率を、学部入試の競争率よりも重視しようという動きが優勢だそうで、そうなると法学部は圧倒的に不利になるのだとか。学部の入試の競争率や就職状況はまあまあのはずなのに、大学院の定員充足率が悪いとだめだということですか……。
@20090528木
○2限 政治思想史入門 欧化と国粋。蘇峰と羯南。鹿野せんせいは、アジア的な価値観の形成を重視し、話を岡倉天心で結んでおられるわけですが、国民主義(国粋主義)の最良の部分がそこにあったということなんだろうか。ほんとうに、アジアはひとつ…………………………なのか?
○3限 日本政治思想史 欧化と国粋。米原本の重点は、日本政治思想史のターニング・ポイントとしての日清戦争期。蘇峰の転向(対外協調主義から対外硬と膨張主義へ)と、羯南の議会主義からの離反。政治を諦めないでいることは難しいという話。
○7限 大学院 公共性の法学・政治学 デューイとリベラリズム。受講者三名。まあこんなもんやろ。
某報告書を仕上げ、やっと提出。この手の報告書とか企画書というのは、いろいろ誇大な妄想がないと書けないので、なんというか、無駄な気力をつかってしまうのですよね。
近刊のフレッド・イングリスのコリンウッド(コリングウッド?)伝のタイトルが "History Man" だと知り、ちょっとウケる(「歴史男」って、なんだか「電車男 train man」っぽい。)。ああ、でもこれはこっちの話題ではないですなあ……。


Comments