羊のようなラクダ、アルパカ(ハムスター速報)のもふもふ感にうちのめされる一月前半。
@20090106火 2限 政治学II(非常勤) ジャーナリズムと政治。
補講が21日水2限(この大学の表記では「3・4限」)にケテーイ。
@20090108木 3・4限 政治と経済(非常勤) ジャーナリズムと政治
0115は卒業生の実技試験で休講になるのだとか。というわけで最終回は0122。
@20090113火
○2限 政治学II(非常勤) ジャーナリズムと政治。
資料として紹介した『大統領の陰謀』のロバート・レッドフォード(ウッドワード役)の顔を見て「ブラッド・ピットに似てるけど、あれ誰」という反応が。うーん。
今期から幾つかの映画を資料に使ってみたのだが、割と説明が大変だった。しかし、反応はまあまあの模様。もうちょっとやり方を考える必要がありそう。
今期に勉強したことを復習してもらうため、こちらでも復習問題を配布。自分でDVDを借りて観て欲しいので映画関係も出題。事前に各自で解いておいてもらい、復習テストはこの中から二題を選んで解答させるという按配。
A.『クリック・レポート』の主な見解を簡潔にまとめ、あなたの意見を述べなさい(500~600字)。
B.「古典的民主主義学説」に対するシュンペーターの批判について簡潔にまとめ、あなたの意見を述べなさい。賛成でも反対でも構いませんが、説得力のある意見表明に努めなさい(500~600字)。
C.代議制について、父ジェイムズ・ミルが代議士の有権者に対する責任を重視する委任説を唱えていたのに対し、息子ジョン・ステュアート・ミルは、代議士の「独立」を強調する独立説を唱えた。なぜ代議士は、地元有権者の個別利益から「独立」でなければならないのか、ジョンの学説を簡潔にまとめ、コメントを試みなさい(500~600字)。
D.政策過程についてのリンドブロムとウッドハウスの説について簡潔に説明し、様々な政策過程を分析する上で何が重要かを指摘しなさい(500~600字)。
E.「交戦法規」(「戦争における正義」)の考え方によれば、戦時下において、非戦闘員を攻撃の対象にすることは許されることではないし、大量虐殺兵器を用いることも認められてはいない。しかし、歴史においては、戦争に勝つために「交戦法規」が破られ、非人道的な大量虐殺兵器が用いられることがしばしばあった。第二次世界大戦期、イギリスがドイツの諸都市におこなった空爆と、アメリカが広島と長崎におこなった原爆投下では、きわめて多くの非戦闘員が犠牲となった。この二つのケースについて、正戦論者ウォルツァーはどう考えたかを簡潔にまとめ、あなたの考えを書きなさい(500~600字)。
F.ミラーのリベラル・ナショナリズムの考え方について簡潔に説明し、あなたの意見を述べなさい(500~600字)。
G.アイザィア・バーリンの消極的自由論に対し、チャールズ・テイラーがおこなった批判について簡潔に説明し、あなたの意見を述べなさい(500~600字)。
H.何か特定の問題について時間をかけて理性的に議論することは、どのような利点をもたらすでしょうか。また、理性的な話し合いを妨げるものがあるとすれば、それは何でしょうか。映画『12人の怒れる男』あるいは『12人の優しい日本人』を観た上で、あなたの意見と感想を述べなさい(500~600字)。
I.1962年のキューバ危機は、第三次世界大戦という全面的な核戦争へと発展する危険をはらみながらも、10月28日の朝、キューバからソ連のミサイルを撤去するというフルシチョフ首相の声明でほぼ無事に終わりました。この危機においてケネディ大統領の外交政策はなぜうまくいったのでしょうか。映画『13デイズ』を観た上で、あなたの意見と感想を述べなさい(500~600字)。
J.1972年のウォーターゲート事件(民主党本部盗聴事件)について、アメリカの数多くの新聞記者の中で、なぜ『ワシントン・ポスト』のウッドワードとバーンスタインだけが真相(ニクソン大統領の陰謀)にたどり着いたのでしょうか。映画『大統領の陰謀』を観た上で、あなたの意見と感想を述べなさい(500~600字)。
○4限 西洋政治思想史 フェミニズム。緊張してやや早口になってしまったため、予定よりもずいぶん早く終わってしまう。「第二波」の話は多少衝撃的だったらしく、小テストの答案に「わたしの母親は専業主婦で……」といった陽水の『人生が二度あれば』(youtube)的な文章が幾つか。
○5限 欧米政治事情演習II ゼミ論の第一次草稿を回覧。『12夜』を少し観る。
某ゼミ生から「一月は就活で一度も出席できません」というメール。似たようなメールは他のゼミ生からも。大学の講義と就活、どっちが大事かと言えば、そりゃあ就活だというのがあたくしの見解なので、そのように返事し、代替措置を伝える。
@20090114水 7限 西洋政治思想史(夜間主) 公共圏。「理性の私的使用/公共的使用」を説明するために、理性の使用が上下関係によって統制されている「体育会」系の言論空間と、そういった上下関係に対する嫌悪感に充ちた「文化」系の言論空間を事例にしたのですが、うまくわかってもらえただろうか……。
こちらでも復習用の問題を案内。復習テストではこの中から二題を選んで解答してもらう予定。
A.『クリック・レポート』の主な見解を簡潔にまとめ、あなたの考えを述べなさい(500~600字)。
B.〈自由とは外的束縛のない状態である〉というバーリンの消極的自由論に対するテイラーの批判の概要について説明し、あなたの考えを述べなさい(500~600字)。
C.ロールズ的なリベラリズムに対するコミュニタリアン(共同体主義者)の批判の概要について説明し、あなたの考えを述べなさい(500~600字)。
D.「古典的デモクラシー論」に対するシュンペーターの批判の概要について説明し、あなたの考えを述べなさい(500~600字)。
E.「第一波フェミニズム」と「第二波フェミニズム」の違いについて簡潔に説明し、あなたの考えを述べなさい(500~600字)。
F.少し前に話題になった『電車男』は、主人公の「電車男」が、インターネット掲示板で、恋の駆け引きをめぐる様々な人たちとのおしゃべりを通じて、少しずつ社交性の「レベル」を上げていくお話でした。こうしたインターネット掲示板や日々の様々なつきあいの場での、一見どうでもいいようなサブカルチャーについてのおしゃべりは、ひとびとの政治的判断力――政治について自分で考える力のことです――を改善するのでしょうか、それとも改悪するのでしょうか。サブカルチャーと公共圏の両義性に着目しつつ、あなたの考えを述べなさい(500~600字)。
Fにある、サブカルチャーの両義性というのは要するに「対抗文化/低俗文化」のことで、公共圏の両義性というのは「文芸的公共性/操作的公共性」のこと。要するにききたいことは「あなたがたの間に、対抗文化とか文芸的公共性はありますか、それとも低俗文化と操作的公共性しかありませんか」というようなこと。