July 11, 2009

講義と演習@20090707_0709

戦後思想を考える上で不可欠の存在(てゆーか、実はそれほど重要な歌詞は書いてないような気も……)吉田拓郎の体調不良のニュースを耳にしながら、「そういえば中島みゆきとの「永遠の嘘をついてくれ」(youtube)は非常によかったなあ」とか思うともう関心は中島みゆきの方に向かっていて、甲斐よしひろとの「港からやってきた女」(youtube)とか加藤登紀子との「この空を飛べたら」(youtube)は忘れられないし、神話化されているオールナイト・ニッポン以前の毎日放送「ミュージック・マガジン」のテーマ曲だった「夜風の中から」(youtube)とか最終回の最後にかかった「ほうせんか」(youtube)はいかにも中島みゆきという感じだし、あまりにも有名な「時代」(youtube)とかミュージック・マガジンの裏番組(「金」曜日「八」時からの一時間だったと思う)で使われた「世情」(youtube)とか、「ファイト」(youtube)とか「狼になりたい」(youtube)も悪くないのだけれど、季節的には、そろそろ「帰省」(youtube)とか「まつりばやし」(youtube)が聴きたくなる頃とはいえ、「店の名はライフ」(youtube)とか「遍路」(youtube)もいいよなあと時間を潰してしまう七月上旬。(中二男子の頃に聴いて以来、長らく遠ざかっていたような気もするが、いずれアルバムを大人買いしてちゃんと全曲を通しで聴いてみたい。でも、中二男子時代には、似たような歌詞でも、たしか「ホームにて」(youtube)よりも、モッズの「トゥー・パンクス」(youtube 肝心の部分に入る前に終わってますが……)の方がかっこいいとか思ってたという黒歴史も。)

@20090707火
○2限 政治学I 吉田学校。講和会議の後に一悶着あって夏目雅子が「今の父は……私、大嫌い!」という激萌えな場面まで。田中角栄のモノマネに徹しようと頑張る西郷輝彦。

○4限 西洋政治思想史特殊講義 『父と子』。復習テストの出題形式について説明すると若干のどよめきが。そんなに驚くような出題形式なんだろうか。

○5限 ゼミ 『オセロー』班。相互コメント重視の運営。

@20090708水 某会議。協議事項について原案が明示されないと会議は……。

@20090709木
○2限 政治思想史入門 課題図書の福沢諭吉「丁丑公論」について詳細な分析を実演。日本政治思想史の一次史料の解読を人前で披露するのはなんとなく生まれて初めての体験のような気が……。「序」「緒言」と朝日文庫版では63の段落に分けられた本文を腑分けし、論点ごとにまとめ、全体としてどういう議論が組み立てられているかを再構成。よみどころというか、山場はいくつかあって、丁丑の乱(西南戦争)に突入せざるをえなかった西郷の側の事情を分析した部分(第47~49段落)

右の如く亂の原因を枚擧して其原因は政府の方に在りと雖も余輩は西郷が事を擧たるを以て如何にも正理に適したるものと云ふに非ず盖し西郷は智力と腕力の中間に挾まり其心常に决せずして遂に腕力に制せられたる者と云ふ可し西郷の目を以て部下の者を見れば其屈強正直(せいちよく)の氣力愛す可しと雖も素より腕力の兵士なり之を誨へて老練沈着の人物たらしめんとするも一個の力に及ぶ可きに非ず去迚これを放て其行く所に任しなば舟にして楫(*原文「揖」)なきが如く蒸氣にして鑵なきが如く何等の變も計る可らず之を誨ゆ可らず之を放つ可らず、心事の進退爰に窮りて爲す所を知らず唯畢生の力を盡して維持の策を運らしたるのみ

即ち其初に佐賀の江藤を援けず後に萩熊本の暴發に與せず常に衆に諭して今は時節に非ず爰は塲所に非ず我將さに(*原文「將」のルビ「まさ」)我將さにとて之を籠絡したる由縁にして其兵士の處置に困却するの心は政府の顯官が之を憂るの心に異ならず此點に就て見れば西郷は少年の巨魁と爲りて得々たる者に非ず其實は之に窘くるしめられたる者と云ふ可きなり

嗚呼西郷をして少しく學問の思想を抱かしめ社會進歩の大勢を解して其力を地方の一偏(*ママ)に用ひ政權をば明に政府に歸して其行政に便利を與へ特り地方の治權を取て之を地方の人民に分與し深く腕力を藏めて引て放たず劍戟の鋒を變じて議論の鋒と爲し文を修め智を磨き、工を勤め業を勵まし隱然たる獨立の勢力を養生して他の魁を爲し而る後に彼民選議院をも設け立憲政体をも作り以て全日本國の面目を一新するの大目的を定めしめなば天下未曾聞(みそうもん)の美事と稱す可きなり(ここから抜粋、朝日文庫版だと199-200頁)

武装蜂起を望む「素より腕力の兵士」たる「部下の者」たち。だが西郷は「其初に佐賀の江藤を援けず後に萩熊本の暴發に與せず」相変わらず「今は時節に非ず爰は塲所に非ず」「われ将に、われ将に……」と「永遠の嘘」で「之を籠絡」しようと試みるが……。「いまはまだぼくたちは旅の途中だ」という西郷と、旅の終着点へ性急に突っ走る私学校党の若者たち。なんだか聴いていた「永遠の嘘をついてくれ」が「丁丑公論」にだぶってくる。こういう「魂の共鳴」は思想史研究にとって非常に危ういものなのだけれども、たとえば日本近代史における「永遠の嘘」の系譜というのは魅力的なテーマのような気がする。植木枝盛が「胸中に未来を抱く者、これを青年という」と述べた際の「未来」も「永遠の嘘」ってことではないかという気がするし(ということは「青年」とは「永遠の嘘をつく者」ということになるのだろうか)、丸山の有名な「戦後民主主義の虚妄」もそういうことになるだろうし。

西郷は、「専制の精神」を抑制する「抵抗の精神」において秀でていたけれど、「学問の思想」、特に「民会論」の教育的効果についての知識に欠けていたというのが福沢の議論のポイント。「民会論」の教育的効果というのは、第57・58段落にまとめられている。

……三五年以來世上に民會論の喋々たるものあれば政府は早く其勢に乘じて事の機を失ふことなく姑く此民會論を以て天下の公議輿論を視做し此公議輿論に從て士族の心を誘導すれば名義正しく、人心安く無聊の士族も始て少しく其力を伸ばすの地位を得て其心事の機を轉ずるを得可し政略の巧は此邊に在て存するものなり

民會の説或は今の實際に行はれ難き塲合もあらんと雖も結局其元素は推考の理論を先にして腕力を後にするものなれば今日に實效なきも今日に之を起して其旨を奬勵し以て後日の謀を爲すも妨なきは固より辯を俟たず斯の如くして政府は既に眞實民會を勸るの名を成したり尚其上にも學者なり新聞記者なり苟も世上に名望を得て有力なる者は悉皆これを政府の味方に引入れ益其發論の自由を許して著書發行を自在ならしめなば其の論鉾の向ふ所は必ず鹿兒島士族の腕力を頼て一方に割據するが如き者を攻めて遂には彼の頑士族の頑をも碎て不識不知の際に之を平和に導く可きは疑を容れず(同上、朝日文庫版だと205-206頁)

課題(要約と論評)についていえば、やはりこの「遂には彼の頑士族の頑をも碎て不識不知の際に之を平和に導く」議会主義という論点をひろえているかどうかということになるわけですが……。

朝日文庫版は「丁丑公論」「瘠我慢の説」についての萩原延壽と藤田省三の「演習」を中心に編まれていて、今後の教育業務の参考に……と思っていたわけですが、やっぱりひとそれぞれスタイルというか向き不向きがあるものですなあ。

来週は復習テスト。

○3限 日本政治思想史。竹内好、大河内一男、大塚久雄、丸山眞男と大ネタ。「もうちょっと簡潔にいうと、丸山眞男のいう「市民」って何なんでしょう」という質問を受けて返答に困る。それは共和主義的伝統の中で「市民」と考えられてきたものとは全く違うもので(間宮陽介さんはそう考えているかもしれませんが……)、短くいえば社会契約という政治的「作為」のコギト的主体という説明になるだろうかと思いつつも(でも、これではわからへんやろなあ……)、結局「簡潔にはいえないよ」というひどい答え方をしてしまう。

こちらも来週は復習テスト。

○7限 政治学演習II 『地方の王国』前半。前期分は来週で終わり。

暑くなってきましたなあ。なんだかもうくたくた。

| | Comments (0)

July 04, 2009

講義と演習@20090616_0702

MJ他界。ファンではなかったし、PVも、むしろアル・ヤンコビックによるパロディの方を楽しみにしていたぐらいなのですが(youtube: "beat it""eat it", "bad""fat")、なんだかよくわからないひとだったという記憶が。PVに関していっても、悪者というか、bad というか、つねに制度の他者を演じるものが多かったような……。みていていちばん混乱したのが、"Black or White"(youtube)。前半の、本当にどうでもいい展開のあと、"It's black, it's white, it's tough for them to get by"(「黒いとか白いとかいうことを、連中は容易に見過ごしてくれやしない」というぐらいの意味だと思う)なんて妙にシリアスな連呼から、当時ずいぶん話題になった、性別と人種を超えた入れ替わりの場面があって、最後のMJの奇妙なダンス・ソロへ……。えーと、ここはただ「MJのダンスってすげー」とか拍手しとけってことでは……たぶんないんですよね? 実際、このソロの部分って、あまり放映もされなかったような気が。

というわけで(?)MJ本人が何をやりたかったのか、誰か三行で解説してくれないだろうかとつくづく思う六月後半。

@20090616火
○2限 政治学I マスメディアと政治(二回目)動画資料前半。新聞報道が、どういう風に作られ、どういうものの、どのような影響を受けるのかということが非常によく分かる資料。教育効果タカス。

○4限 特殊講義 復習テスト。桃大生って、文字を書く身体的スピードが遅いような気がするのですが、こんなもんなんでしょうか。

○5限 ゼミ オセロー終盤。中島知子、大丈夫だろうか……。

@20090618木
○2限 政治思想史入門 動画資料(有名なアレです)で宮城事件前半。うまく遮光できず、プロジェクタの映りが今ひとつ。どうして桃の教室はカーテンでなく、ブラインドなんだろうか……。非常勤先に比べ、桃はAV機器の使い勝手が悪いような気が。

○3限 日本政治思想史 テキスト第6章 大正デモクラシー期の国内政治思想(「社会」問題の発生とマルクス主義の受容)と国際政治思想(アジア観の諸相)。前半では久しぶりにマルクスの話。議会主義への「方向転換」とはどういうことを意味するかについて、山川と福本。後半は主に石橋湛山の小日本主義の話。

○7限 政治学演習II TN君終盤。終了後、某くんの案内で学裏の焼き鳥屋へ。学裏もずいぶん様変わりしたのですね。十数年前に独身寮に住んでた頃に比べると、ずいぶん様子が変わっていました。

#週明けの第一次大戦班での報告の準備でへとへとに。スキデルスキー、もっと早く読んでおくべきでした。

@20090623火
○2限 政治学I マスメディアと政治(三回目)動画資料後半。どういうわけか、授業時間終了後、どっと学生が入ってくる。「何か行事がこの教室で予定されているのですか」ときくと「お弁当を食べたいから」と。しかし、なぜこの日に突然こういう事態に?

○4限 特殊講義 トクヴィル。individualism(individualization)の話を中心に。明治啓蒙におけるこの言葉の受容を念頭に置きつつ、「個人(化)」という言葉を「西洋近代」なるものの根幹と捉える傾向がある世代の社会科学者には見られるような気がするのですが、どうなんでしょうか、この言葉って、すぐれて19世紀以降の歴史的刻印を帯びているのではないかと思うのですが……というようなことを先日の研究会の質疑応答の際に。某せんせいは「倫理は(複数の主体の間に成り立つものだから――?)個人の存在を前提とする」とおっしゃったのですが、ぼく的には、個人の発生(個人化)は、歴史的にいえば、たぶん、ある種の既存の倫理の崩壊ということと結びついていると思っております。

○5限 ゼミ ヴェニスの商人についての個人報告。自分の進行の下手さ加減に嫌気がさす。

@20090625木
○2限 政治思想史入門 動画資料で宮城事件後半。次週は丸山の「超国家主義の論理と心理」の話をする予定ですが、非常によいイントロダクションになってしまったような気が……。

○3限 日本政治思想史 総力戦下の政治思想①「東亜協同体」の虚実 日本風リージョナリズム。蝋山政道と尾崎秀実。

○7限 諸々の事情で休講。次週は『三酔人』。

@20090630火
○2限 政治学I 戦後日本外交(全三回)。補講は7月15日(水)の9・10限(16:25-17:55)にケテーイ。

○4限 特殊講義 ニーチェ。人数が多いせいか、どのぐらい話が伝わったか手ごたえがつかみにくい。

5限のゼミは、法学会講演会を優先し、休講。雑用を済ませ、念願の床屋へ。ひと仕事終えてから……とかいっているうちに約三ヶ月が過ぎてしまいました。今年度に入ってついにというか、ようやく白髪が。父親は50歳で真っ白でしたが、ぼくは白くなるんだろうか、母親のように不思議な天然パーマが出てくるんだろうか、あるいは祖父のように薄くなるんだろうか……。

仕事のBGMにちょうどいい感じの曲がかかったので、理容師の方に曲名をおしえてもらう。「なんかあの、シャカタクの「ナイト・バーズ」みたいな感じで、ちょっとワンパターンなピアノの旋律が繰り返し出てくるやつ」というこちらのひどい説明に、「ひょっとしてこれですか」と教えていただいたのが Daishi Dance の "the P.I.A.N.O.set"。これが曲名なのかアルバム名なのかわかりませんでしたが、確かにこんな感じ(youtube)でした(Shakatak の "Night Birds" youtube とは……あまりというか全然似てへんがな……orz)。こういうのを「哀愁ハウス」というのですか。一時、メロコアとかスカコアとかスラッシュメタルとかデスメタルとか音楽につく形容詞の複合化に悩まされましたが、これも再帰的近代化の帰結なんでしょうか。(早速購入して聴きましたが、いいですね、Daishi Dance。これからはカレーとコーヒーだけでなく、音楽もハウスにしたいと思います(誤)。

@20090701水
○専攻長会議 うーん。

人も予算も減っていく一方の中で、長年の間ぱっとしなかった研究組織が、ある日突然、国際的な研究機関として脚光を浴びるような成果を次から次へと……なんて可能性を、ひとはどのぐらい信じれるものなのでしょうか。

@20090702木
○2限 政治思想史入門 戦後、丸山、竹内、伊丹、花田、鶴見、中井。

○3限 日本政治思想史 総力戦下の政治思想②戦時下の自由主義、石橋湛山と河合栄治郎。

○7限 政治学演習II 『三酔人』の後、図書館実習。次回は高畠通敏『地方の王国』の新潟三区のところを読みます。後期のゼミ論の中心メンバーになってくれそうな受講生にとって『三酔人』はあまり面白くなかったようですが、今度はたぶんきっと面白いと……思うんですが、面白くなかったらどうしようか。

二つ仕事を済ませてほっとしていたところに催促メール三件。小ネタばかりとはいえ、まだまだ戦いは続く。

あらら、原さん、「教養の道」をたたんでしまわれるのね。なんとも残念。

| | Comments (0)

June 12, 2009

講義と演習@20090609_0611

「安政の大獄」以来の長年に渡る尊皇攘夷派と開国派の抗争に歴史的な和解がもたらされたというニュース(衝撃画像ニュース本文)に感動する六月第二週。井伊家由来の赤兜をかぶっている彼裁判員制度の普及にも貢献しているらしい。

@20090609火
○2限 政治学I マスメディアと政治。この話題は三回完結。

○4限 特殊講義 代議制 某教科書で書いたことを本務校の講義でしゃべるのは初めて。

4限は15:50に終わることになっているが、15:40頃から次の講義を受講する学生が勝手に教室に入ってくる。はじめのうちはいちいち叱っていたが、最近は15:45頃に次の講義を担当する某先生までもが「ごめんごめん、プリント配らなきゃならないから早く入らせて」と入ってくるので、なんだかなあという感じ。こういう場合は選好を適応的に形成する――要するに、そういうものだと諦める――しかない。

○5限 ゼミ オセロー中盤。デズデモーナ、誰がやればいいんでしょうなあ……。

@20090610水 会議をひとつ失念。アブセント・マインディッド。すんません。

@20090611木
○2限 政治思想史入門 国体論 ひとが国体論に飛びつくのは、伝統的価値観の影響力が強いときなのか、それとも伝統的価値観が崩壊したときなのか。

○3限 日本政治思想史 課題図書『三酔人経綸問答』解説。感想を求めると「本が苦手で、読むのに相当苦労した」「古典というものをはじめて読んだ」という三回生が何人も。そういう学生に対して向けるべき言葉が「もっと本読めよー」ではなく「そうかー、苦労しながらでも読んだんだー、頑張ったねー、できたら何かもう一冊読んでみてよ」だということだと悟り始めた教員生活14年目。

桑島本の書評のゲラに手を入れて発送。もうちょっと長く書いてもよかったか。

○7限 夜ゼミ 受講生総数は7名なのだが、常連(?)が3名で、残りの4名の出席状況が……。二部の頃からそうだったが夜間主についても「仕事があるから欠席」と言われると、まあ仕方がないという話にどうしてもなってしまう。

『TN君』中盤。西郷隆盛の話。受講生の希望をきく。後期は政治家の伝記を読むことになりそう。

教員:「累々たる」という修飾語をあまり楽しいことがらに使ってはだめだよ。
学生:たくさん連なっていたり、重なっていることなら何でも使えるのではないのですか。
教員:うーん、楽しい用法も皆無ではない。
学生:なんですか。
教員:ルイルイたる太川陽介(yutube)。

学部パンフ完成(こんな感じ)。業者には、

(1)模様を使い、写真がなくても済むような表紙にし(そうすれば毎年写真を用意する手間が省ける)、裏表紙に白抜きで目次を入れて頂きたい。
(2)全体のページレイアウト、色調、見出し等のデザインを統一して頂きたい(∵長年に渡ってページ単位で修正してきたせいか不統一が目立っていた)。
(3)学生の写真は顔のアップではなく、バストショットに(∵どういうわけか業者は不自然なまでに顔のアップを使いたがる)。
(4)フォントは堅苦しい明朝系ではなく、ひげのないポップなやつに(∵硬いイメージを避ける傾向にあるのか、他大学や他学部のパンフを見ると、ほとんどのところがひげのないフォントを使っている)。

ということを頼んだのですが、あまりよく伝わってないというか、フォントは思いっきり明朝系だし、レイアウトもいまひとつという感じは拭えないし(特に2頁とか)。まあやっぱりデザインを直接担当する方に来て頂いて相談すべきだったかもしれません。

| | Comments (0)

June 08, 2009

講義と演習@20090602_0604

XP搭載が決まったVAIO Type P もいいが、噂のパチモノnetbook "VAINO"(情報源)もちょっと欲しいと思う6月第一週。

@20090602火
○2限 政治学I アルマ第4章 選挙。「郵政」選挙以降「政策投票」の説明がやりにくくなったなとか。

政策投票、業績投票、「人柄」投票……等々を挙げて「どれを重視するのが望ましいか、理由を付して」という安易な小テストを。「そりゃあやっぱり政治的投票ですよ」という答案が数名。「政治的投票」?

ということは「非政治的投票」も存在しうるのだろうか……。

来週はマスメディアと政治。

○4限 特殊講義 ミル『自由論』四回目。来週は代議制統治論。

○5限 ゼミ 『オセロー』一回目。

各方面にメールを書いていると某さんから電話。

たくさんのメール書くのって、案外疲れるのだということを実感。

@20060604木
○2限 政治思想史入門 『TN君の日記』の解説。子供向けの本ということになってはいるものの、いろんなしがらみとか、裏切りとか、むしろ大人になってからの方がよくわかるはずだというようなことを。兆民のような思想家が日本にいて、ほんとうによかったという気分にさせる名著。

似たようなものが読みたいという問い合わせがあったので、岩波ジュニア新書の『キング牧師』を薦める。まあこれもある意味で敗北の物語ではあるのだけれど。

○3限 日本政治思想史 帝国主義と社会主義。やはりこの章を一回でしゃべるのは無理か。

ただ、来年度この科目は非開講になりますのでご注意(ローの科目を担当しなければならないので)。

○7限 政治学演習II 『TN君の日記』一回目。なんとなく文章教室になってしまう。

空腹に耐えかねたので某パブに寄りレッドアイを飲みながらソーセージとサラダを喰らう(この店のレッドアイはとてつもなく美味しい)。三月いっぱいかけて直したはずの、夜遅くにがつがつ飲み食いする悪癖が復活しつつある。なんともよろしくない。

| | Comments (0)

June 01, 2009

講義と演習@20090526_0528

たまたま使い始めたThinkPadのCore 2 Duoの速さに慣れてしまい、愛用していたレッツノートW5になかなか戻れない5月最終週(SSDにするともっと速いんだろうか……)。

@20090526火
○2限 政治学I アルマ第2章。市場の失敗(公共財のフリーライド可能性、自然独占、情報の非対称性)と政府の失敗(モラル・ハザード)。モラル・ハザードって、プリンシパルとエージェントの話から始めないとだめだし(プリンシパルの死角でエージェントがサボるという話ですから)説明難しいですよね? バイオ・ハザードと間違えてるひともいそうだし(そんなやつおらへんやろ)。

吉田茂の有名な演説(「日陰者」云々)を例に、自衛隊とか防衛省におけるモラル・ハザードを説明しようと試みましたが、余計にわかりにくくなってしまったような……。

○4限 西洋政治思想史特殊講義 ミル『自由論』三回目。カルヴァン派のキリスト教的自己否定と「アジア的停滞」について。答えのない問いこそが真実。それでもひとは己にいいつづけなければならない、「考えろ」と。だって考えないと石になってしまうのがヒルコの宿命だから(『忘念のザムド』公式)。

○5限 ゼミ コリオレイナス後半。芝居は苦手という学生数名。

全学パンフ校正。まあこんなもんでしょう。キャッチコピーを写真の中に焼きこんで頂けなかったのは予算上の問題?(20年前、写真に文字を焼きこむのは結構高価な処理でした。ただ、今はそのぐらい簡単にできそうな気もするのですが……)学部パンフも初校。表紙はなんだか絵本風というか、ちょっとメルヘンな感じになりそう。

@20090527水 専攻長会議→講座会議→定例SM 最近某所でくどくないカツカレーを食べておいしかったせいか、ついつい迂闊にも生協でカツカレーを頼んでしまったのですが、生協のカツカレーはやっぱり生協のカツカレーでした。そんなに薄い肉ではないのだから、あんなに厚い衣は要らないと思うのですが……。

来年度も一般教育科目「政治思想史入門」を開講・担当することに。ローがあるので、たぶん日本政治思想史は来年度開講・担当しないことになると思いますです。

ある方針が会議で覆された場合、そこから学ぶべきは、その方針に対する支持と賛同がせいぜいその程度のものだったという事実だと思うのですが……。支持も賛同もないのなら、諦めるしかないでしょう、フツー。

全学的に、予算や人員配置において、大学院の定員充足率を、学部入試の競争率よりも重視しようという動きが優勢だそうで、そうなると法学部は圧倒的に不利になるのだとか。学部の入試の競争率や就職状況はまあまあのはずなのに、大学院の定員充足率が悪いとだめだということですか……。

@20090528木
○2限 政治思想史入門 欧化と国粋。蘇峰と羯南。鹿野せんせいは、アジア的な価値観の形成を重視し、話を岡倉天心で結んでおられるわけですが、国民主義(国粋主義)の最良の部分がそこにあったということなんだろうか。ほんとうに、アジアはひとつ…………………………なのか?

○3限 日本政治思想史 欧化と国粋。米原本の重点は、日本政治思想史のターニング・ポイントとしての日清戦争期。蘇峰の転向(対外協調主義から対外硬と膨張主義へ)と、羯南の議会主義からの離反。政治を諦めないでいることは難しいという話。

○7限 大学院 公共性の法学・政治学 デューイとリベラリズム。受講者三名。まあこんなもんやろ。

某報告書を仕上げ、やっと提出。この手の報告書とか企画書というのは、いろいろ誇大な妄想がないと書けないので、なんというか、無駄な気力をつかってしまうのですよね。

近刊のフレッド・イングリスのコリンウッド(コリングウッド?)伝のタイトルが "History Man" だと知り、ちょっとウケる(「歴史男」って、なんだか「電車男 train man」っぽい。)。ああ、でもこれはこっちの話題ではないですなあ……。

| | Comments (0)

May 26, 2009

講義と演習@20090519_0521

なぜか青山学院大学のトップページを毎日チェックする羽目になる5月下旬。学会員全員がウェブを見ているわけではないので、ウェブに明記したからといって、全員に連絡できるわけではないのですが……。

@20090519火
○2限 政治学I アルマ第一章 これは「床屋政談」というギャグを言えということか……。

○4限 特殊講義 ミル『自由論』第二章 なぜ少数意見を尊重しなければならないのか。

わかんないんですが、これは「寛容論」に含まれる議論なんでしょうか。

○5限 ゼミ コリオレイナス前半

終了後、学部パンフについて業者と相談。章ごとに個別的に更新してきたために見出しやレイアウトが不ぞろいになっているのを統一するための打ち合わせ。あまり安っぽいのは避けてとか、上品にとか、フォントはやわらかい感じでとか、具体性を欠いたざっくりした要望を。こういう話は、デザイナーの方にも来てもらわないとだめではないかと思うのですが……。

@20090521木
○2限と3限 原因不明の頭痛のため休講。

頭痛がちょっと治まったので某会議へ。某センターの某さんからいろんな話をきく。ちゃんと教務委員会にまで伝わっているのかどうか……。某副学部長に一応伝えておくべきか。

○7限 今週と来週は大学院「公共性の法学・政治学」 まずは代議制について。

他大学封建の某知人(教授)は担当コマ数が週に三つ(学部・大学院含め)なんだとか。裏山鹿とか電話で話すと、別の某大学の某知人曰く、大学だけど常に週休一日だから当然土曜日の学会などに行けるはずもなく、その一日も教育実習先の視察(しかも一泊二日で行かないとだめというような遠隔地)でつぶれることがある勤務先らしく「土日で学会なんて優雅だね」と。

その他、学生が本を買わなくなったの第一の原因は、やっぱりお金ないんだよねーというようなことを。ウェブで読み物を漁る傾向が強くなっているのは、ウェブ上の読み物が増えたこともあるのだけれど、それ以上に、そっちの方が安上がりだからということらしい。だとすれば、お金はないけど時間はあって、とにかく知的な読み物に飢えている若者に質の高い読み物を提供することも、大学とか学会のウェブページが果たすべき役割の一つだとおもうのですが、どんなもんでしょうか。

| | Comments (0)

May 16, 2009

講義と演習@20090512_0514

湯けむりスナイパー源さん(公式主題歌@youtube)が渋すぎるGW明け(挨拶のつもりだが、だんだんよくわからなくなっている)。

@20090512
○2限 政治学I 諸々の事情で休講 補講日は未定。

○4限 特殊講義 『自由論』一回目。「教科書使って概説」的な講義が中心になっており、だんだん「こういう古典を一章ずつ解説しながら読んでいくような講義、やってていいんだろうか」と若干不安になっていたのですが、某書の翻訳作業をやっていると、やはりそういう講義もないとだめだなという気にも。しかしふと思うに、ゼミとかではなくて、講義形式で教員が新旧の古典(重要な作品であるという評価が定まった一次文献)を丁寧に解説しながら読んでいくというようなことをやってるひとって、どのぐらいいるのだろうか。

○5限 ゼミ 『シェイクスピアの政治学』への導入(歴史的背景とか)。

終了後、ゼミコンパ。何も食べずにワインばかり飲んでへべれけに。ワイングラスを割ってしまいました。すいません、店のひと。幹事のTくんにはずいぶん世話になった模様。
@20090514
○2限 政治思想史入門 鹿野本第四章は自由民権運動。課題図書『TN君の伝記』の背景なので詳しめの説明。兆民の『三酔人経綸問答』における「回復の民権/恩寵の民権」の話と、「リベルテ・モラル」が透谷にどう継承されたかというような話。小レポートは「回復の民権/恩寵の民権」についての説明と、〈兆民/透谷/ホイットマン〉のケイティブ的な "democratic individuality" についての説明。

○3限 日本政治思想史 米原本第三章「明治維新と「国体」の創造」。自由民権運動という敗北の物語の裏返しは「国体論」の勝利ということになるのだろうか……というようなことを話しつつ、オチは福沢諭吉と中江兆民の比較。

やれやれと研究室に戻ると某さんから電話。ある件について、なぜああならず、こうなったのか、そしてそれはどういうことになっていくのか、ぼくはなんにもしらないよという話を。

某学会業務で郵便局へ。郵便局の隣にチェーンのたいやき屋「木村家」ができていたので立ち寄る。人気メニューは「カレーチーズ」ということですが、冒険しないで小豆と白玉の入った「こもち」を買って研究室へ。皮は「羽根つき」(周りのガワを切らないで付けっぱなしにしている)でパリパリ。大阪とか姫路とか明石で食べたたいやきの皮はもうちょっと柔らくて甘かったような気が。有名なチェーン店だそうで、なんと壁には芸能人の写真と色紙が(よくみると、なつかしの大森うたえもんでしたが……)。

割と長い空き時間のはずが、某ゼミ生への対応等の雑用をやっている間に19:00に。

○7限 夜ゼミ。鹿野本三・四章。ゼミコンパの相談など。夜のゼミは時間帯が時間帯なのでなかなか難しいですなーと。

くたくたになったので『モーニング』最新号(24号)を買って、読んでる途中でダウン。久しぶりの「僕の小規模な生活」。この不思議な、ひとに薦めたくならない面白さはなんだろうか。

| | Comments (0)

April 29, 2009

講義と演習@20090428

生活習慣は変わってないはずなのに突如アトピーが悪化する四月最終週。この季節特有の現象か。あまり使わなかったのでだぶついていた軟膏が一気になくなってしまう。ステロイドの副作用に苦しめられるが、まずは炎症を抑えないと生活に支障が。(この日記を読んでくれている受講生のみなさん、「せんせい、目が真っ赤ですけど、何かあったんですか」とか、いちいちきかないように。しょうがないんですよ、直らないんだし。)

2(3・4)限 政治学II ヒューイ・ロング後半。講堂のような大教室なので反応が読みにくい。ようやくテキストが入荷した模様。「友達からもらった旧版があるのですが、第三版も買わないとだめでしょうか」という問い合わせ。「こればっかりは自己責任でお願いします」と返答。

移動の途上、某ホテル一階の喫茶でコーヒーを飲みながら予習。実に快適♪

全学パンフと学部パンフの編集作業もほぼ最終段階。某先生のファイルは久しぶりに見る一太郎形式。キャッチコピーの件で某先生とメールで相談。受験生向けの文章の中で「ナントカ的思考」という言葉を説明抜きで使うべきかどうか。受験生や関係者からは「なるほど、思考の方法まで教えてくれるのか」という評価を受けるのか、それとも「いかにも大学関係者が好んで使いたがる内輪の言葉だな」と言われてしまうのか……。改組のとき、いろいろ文章をひねり出そうと関係者の作文を読みあさっていた中で、この「ナントカ的思考」とか「ナントカ的教養」という言葉を――しかも、かなり我田引水的な用法で――ずいぶんたくさん目にしたせいか、正直なところ、この「ナントカ的思考」という言葉にはあまり好い印象がない。

でも、大学関係者ならば、きっと生涯に一度は「ナントカ的思考を身につけて、立派な社会人に」みたいなことを作文しないわけにはいかない時代なんだろうなとか、あれこれ考えた末に、まあ使ってもいいのではないかと考えるに至る。(もしも「政治学的教養」とか「政治学的思考」なんてことばを一度も使わないで定年を迎えることができた政治学者がいたとすれば、それはとっても幸せなことなのではないかと思う。)。

現在、パンフで使っている学部の教育目標的な文章に「地球市民の育成」ということばが盛り込まれているのですが(というか、ぼくが盛り込んだのですが)、たとえばこれを「地球的コミュニタリアンを育成します」に変えたとしたら……どうなんでしょうね。

4限 特殊講義 ジョン・ミルの生涯、後半。ベンサムとコールリッジ。

15:50までの講義なんですが、いつも15:40頃になると、次の講義(16:00-)の受講者が入室してくるので非常に気分を害していたのですが、今度は15:50に某せんせいが「odgさん、もう入ってもいい、プリント配りたいんだよ、プリント」と入ってくる。なんだかもうどうでもよくなってきたというか、来週から自分的には講義終了時間を15:40に変更しようかと。

5限 ゼミ ヴェニスの商人。シェイクスピアの意図はともかく、後代の解釈が反映されていて、自由な共和国ヴェニスにおいても「シャイロックの悲劇」は起こりえたわけであり、更にいえば同性愛者は、ヴェニスのみならず、プラトン的な愛の世界ベルモントにおいてすら、居場所を与えられないのだというような話を。

終了後、研究室で一息ついたら、喘息の発作とアトピーの発作(全身の激しい痒み)に襲われる。あまり効かない飲み薬ももうすぐなくなりそうだし、気管支拡張剤(半年とか一年ぐらいはもつので、残量がほとんどないことを忘れること多し)も新調する必要あり。連休中は病院も休みなので要注意。忘れるなよ、俺。

「地デジカ」よりも「アナログマ」の方がかわいいと思います。

| | Comments (0)

April 24, 2009

講義と演習@20090421_0423

放送中の失態ではないし、酔っ払って全裸になっただけだと思うのですが(挨拶)。

@20090421:

○2限(3・4限) 政治学I 教科書入荷は月末らしいので、ヒューイ・ロング前半。ここから変貌するのだが、前半についての反応はずいぶん好意的。

頼んでいた教室変更、ずいぶん大きな部屋に。設備を使いこなすのに苦労。

○4限 西洋政治思想史特殊講義 ジョン・ミルの生涯の前半。

○5限 ゼミ リチャード三世。こういうの全然だめという学生が約2名。大丈夫かな。

@20090422:6限は開店休業に決定。

@20090423:

○2限 政治思想史入門 鹿野本第二章 明六社と明治の啓蒙思想 「翻訳文化」の問題。無理やり作った翻訳語の世界と日常語の世界の乖離。

大急ぎで歓迎昼食会の会場へ。しかし食事に使えたのはわずか十分ほどで、3限の準備で中座。

「講義資料を直前に印刷するのはおかしい。準備は一週間前に済ませるべき」と某同僚に叱られる。しかし、何をどこまでしゃべるかが決まるのはいつも直前という香具師なので、それはできない相談。これは準備に手間がかかるというよりは、何を話して、何を話さないかを決断するのに時間がかかるということで(同じではない……と思う)、要するに優柔不断ということなんだと思う。それに、一週間前に準備が終わったりすると、それを話す頃にはなんだか気分が萎えてしまいそうだし。

○3限 日本政治思想史 米原本第二章 開国の衝撃 水戸学、儒者の開国論、吉田松陰。あまりテンションがあがらず苦労する。講義中に鼻水で悩まされるのは始めて。なんでだろう、風邪だろうか。

7限までビミョーな空き時間。いろいろ済ませようと思うが……なんだか寒かったですよね?

○7限 政治学演習II 鹿野本第一章の話。病欠が多く、参加者四名。

疲れなのか冷えなのか、久しぶりの喘息発作と、どういうわけか毎年GW前後に発症するアレルギーに悩まされる。帰宅して気管支拡張剤と多目の軟膏で対応。部屋を暖め、加湿器。ちょっと楽になる。どうも例年、花粉症の時期よりも、四月から五月にかけての時期の方が症状がひどい模様。

来週の火曜日が終わればGWに突入ですが、開けてからが大変ですなー。

| | Comments (0)

April 22, 2009

再チャレンジ

ふと思ったのですが、F武書店(いまはベ○ッセでしたっけ)と共同研究というのはどうでしょうか。生涯教育がらみで。法教育とか裁判員制度本ブームとかあるわけですし。

『おとなチャ○ンジ』とか『退職後チャレ○ジ』とか『老後○ャレンジ』とか……。

OBに百マス計算で有名なひともいるわけですし、なんだかいけそうな気も。

通信教育の新しいビジネスモデルをつくる、ぐらいのことを考えないとだめだとは思いますが。

| | Comments (0)

«誰?(承前)